
豆知識
TRIVIA
車体のダメージ | 原 因 |
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水垢 | 大気中のチリ、ホコリや雨汚れが太陽熱により乾燥し、こびり付いたものを水垢と呼びます。一度付くとシャンプー洗車ではなかなか落ちません。 微粒子のコンパウンドなどを使用して丁寧に落とす必要があります。 WAXは水垢にかわります。WAXはカルナバと油成分で出来ており、油成分は1~3ヶ月くらいで蒸発してしまいます。その後残ったカルナバ成分は雨汚れと混ざり紫外線に照らされ水垢となります。 |
色あせ くすみ 色むら |
塗装 塗装は石油系有機物なので、何もせずに放置すれば酸化劣化します。 塗装の劣化は色あせやくすみを引き起こします。 塗装に細かな傷がつくと色あせをさらに深刻化させます。 |
紫外線 紫外線は物体の組織を破壊する性質をもっています。 また、一部の紫外線は塗装面の色あせや色むらの原因になります。 |
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チリ・ホコリ 工場密集地帯などの煤煙は、ガス・酸・塩などの化学物質などを含んだ チリやホコリなどにさらされています。これらは、変色の原因となります。 |
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洗車キズ | 洗車キズとはブラシやタオルで付く、ミクロのキズです。 どんなやわらかいブラシでもある程度は付いてしまいます。 洗車キズの中でも一番きついのがナイロンブラシによるキズです。 ナイロンブラシは先がとがっているので、洗車機としては良く洗えますが、車体に深い引っ掻きキズを残してしまいます。 |
スクラッチキズ | 洗車キズ以外にもスクラッチキズは付きます。 ポカポカ陽気にボンネットで昼寝するネコ。 たまに見かける風景ですが、上り下りする際には必ず爪をだしています。 けっこう深い傷になるので、対策を立てた方が良いでしょう。 |
酸性クレーター | 雨上がり後、塗装面に付着していた水分が蒸発することで、酸性雨に含まれていた酸が強くなり、塗装面を痛めます。 数あるダメージの中でも一番きついダメージが酸性クレーターです。 酸性雨がボディに残り、紫外線に照らされ、蒸発する寸前に塗装を溶かし、クレーター状に陥没します。 |
シミ 異物付着 |
鉄粉 自動車や列車のブレーキ粉から出る鉄粉が、塗装に付着します。 鉄粉を放置すると塗装の酸化劣化時に、塗装に埋まってしまいます。 こうなると洗車では落ちません。ネンド処理などで落とす必要があります。 |
鳥の糞 鳥が撒き散らす糞にはタンパク質や酸、アンモニアなどが含まれています。 放置すると紫外線による酸化劣化で、塗装内部まで腐食してしまいます。 |
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虫の死骸 虫の死骸にはタンパク質や酸が含まれていて、放置すると塗装にシミを残します。 夏場に車で旅行などから帰った後はバンパーに虫が付いていますので、 しっかり洗車してください。 |
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タール・ピッチ アスファルト道路に含まれるタール・ピッチは走行しただけで付着し、塗装面侵食してしまいます。 |
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イオンデポジット | 井戸水などに含まれるカルシウムがボディに斑点状のシミとなることをいいます。 ボディにダメージは与えませんが、見た目には綺麗なものではありません。 簡単に落とせるものから、頑固なものまで様々です。洗車時に良く拭き取れば、付着することはありません。落とせないものは専用の溶剤で除去します。 |
親水性 | 親水性とは? ボディに雨が付着した時に、水がボディになじみ滴る性質を親水性と呼びます。GT-C(グラステックコート)もこの性質です。 親水性のメリット 水玉を作らないので、酸性クレーターイオンデポジットを軽減できるのがメリットです。また、ボディに「水滴が残りづらい」=「汚れづらい」というのもメリットと言えるでしょう。屋根無し屋外駐車場の方でも安心してご利用頂けます。 親水性のデメリット 水をはじくのではなく、なじませる性質なので、本当にコーティングが効いているのか見た目では判断しづらいのがデメリットとして上げられます。コーティングの持続期間をしっかり把握していれば問題ありませんが、昔からワックスを使用しているお客様にとっては、水ハジキがないので何か物足りなさも感じられるかもしれません。 |
撥水性 | 撥水性のメリット 水玉を作るので、ワックスが効いているのが一目で分かります。メリットと呼べるかは個人的な見解にもよりますが雨をはじいている様は「爽快」と言えるでしょう。 撥水性のデメリット 酸性クレーターやイオンデポジットを作りやすい点がデメリットとして上げられます。屋根無しの屋外駐車場の方にはオススメ出来ません。 |
無機質と有機質 | 無機質とは経年変化を起こさない半永久的に形の変わらない物質(ガラス・水晶・石など)です。有機質は、重荷石油成分から形成された物が多く、プラスチック、油成分を含む液剤などは、化学分解や自然分解などでいずれ消滅や形を変え劣化していきます。 VOC(揮発性有機化合物)の排出規制制度の実施 大気汚染防止法に基づき、平成17年4月に上記の制度が実施され、環境における安全性がよりいっそう求められています。 |